飲食店で接客のアルバイトを始めたけど、「自分はサービス業に向いているのかな……」「仕事には慣れてきたけど、注意されることが多いな……」と悩んだことはありませんか?
この記事を読んでいるあなたはおそらく、先輩の多くがぶつかった壁にぶつかったトコロです!
性格の向き・不向きを解説しながら、その改善策をご紹介していきます。転職をする前に、まずは一緒に解決方法を考えていきましょう!
接客業に性格の一致・不一致があるの?
毎日頑張っていても指摘されてばかりでは、自分に接客業が向いているのかどうか、疑問に思ってしまいますよね。
接客業で働くにはさまざまな要素が必要ですが、実際どのような性格の人が向いているのでしょうか。
丁寧で器用に仕事をこなせる人
どんなに仕事ができて愛想がよくても、料理の置き方が乱暴だったり、お客様から話しかけられたときの返事が無愛想だったりすると、「あの子は接客に向いていないね」「あの人から商品買いたくないよね」と言われてしまうことも。
接客のさまざまな場面における丁寧さは、接客業に置いて必要不可欠です。
素直で冷静な人
接客業は人を相手にする商売なので、トラブルはつきもの。お客様から理不尽なことを言われても、お客様と喧嘩をするわけにはいきません。
このような状況に遭遇しても、冷静に対応していける寛大さも大切なポイント。
お客様から納得できないようなご意見をいただいたときでも、素直に一意見として受け入れられるといいですね。
接客向き・不向きチェックリスト
接客に向いているタイプ、向いていないタイプの人の特徴をいくつかご紹介します。
普段の自分を頭に思い浮かべながら、自分はどちらのタイプか参考にしてみてください。
向いている人の特徴
- 元気があって素直
- 笑顔が素敵
- 積極的で社交的
- 人の話を聞ける
- 人と関わることが好き
接客業界の基本は「人と人の関わり合い」です。
元気よく挨拶・会話ができ、お客様のために献身的に動ける人が理想ですね。
また接客の武器はなんといってもコミュニケーション能力。
相手の話をしっかりと聞ける「聞き上手」であることも大事です。相手が望んでいることを感じ取ることも重要なので、普段から人と関わることが好きな人は、接客業との相性がいいでしょう。
向いていない人の特徴
- 愛想がない
- 気が利かない
- 人と目を合わせられない
- 声が小さい
- 消極的
- 人見知りが激しい
人が醸し出す雰囲気や態度・話し方によって、相手が受ける印象は大きく変わります。
接客の重要な武器である「コミュニケーション・会話」の場面においても、人の気持ちは声や言葉遣いや目から伝わります。
相手の目を見るのが苦手な人は、少しずつでも意識して改善しましょう。
向いていないと思っても改善できる!
「対人関係は苦手だな……」「接客業向いていないな……」と思っていても、接客業に挑戦したいという気持ちがある限り、変わることは可能です。
日々の生活で取り組める、改善方法をご紹介します。
毎朝、鏡に映る自分へ笑いかけてみる
笑顔は接客の基本中の基本。
毎朝、笑顔を鏡越しに見てみましょう。何度も練習することで、顔の筋肉をほぐせば、自然な笑顔ができるようになるはずです。
繁盛店へ行ってみる
人気のお店には、接客のプロがたくさんいます。そのお店の人気ポイントや雰囲気を肌で感じ、店員さんの行動や表情を観察してみましょう。
接客が楽しいと感じている人は、イキイキしています。
店員さんの仕草や振る舞いを観察して、自分の力にしていきましょう。
年上の人と会ってみる
接客業・サービス業は、その人の感性が反映されやすい仕事です。人と関わる仕事なので、普段からさまざまなタイプの人と交流し、情報収集をして感性を磨きましょう。
その中でも自分より年上の方と会うことで、自分が経験したことのないような話が聞けたり、自分の経験からは考えもつかないような観点を知れたりするでしょう。
たくさんの人と会えば会うほど、違った考え方を吸収できるので、自分自身の心がどんどん成長します。
辞めたいと思ったらどうする?

「辞めたいな……」と一度でも感じてしまうと、仕事自体がストレスになってしまいますよね。現実から逃げ出したい気持ちがあるかもしれませんが、決断する前にちょっと深呼吸して、他にいい方法がないかを考えてみましょう。
もうちょっと頑張れるか考えてみる
社会経験のため、大好きなお客様のため、人としての成長のためなど、働く理由がありますよね。それらの目的を達成するためにも、もう少し頑張れるかを自分に問いただしてみましょう。
なぜ辞めたいのかを見つめてみる
一度辞めたいと思うと、嫌なところばかり見えてしまうかもしれませんが、なぜ辞めたいのかを客観的に見てみましょう。
もう一度頑張ろうと思えるかもしれませんよ。
体力的に辛い
シフトの時間が自分の生活スタイルと合っていないのかもしれません。
その場合、まずは責任者に相談してみましょう。自分に合ったポジションへの移動や、シフトを調整してもらえると、わざわざ転職して再スタートする必要もないですよね。
また、責任者も忙しくて、ツライと感じていることに気付けないこともあります。言い出しづらいと感じるかもしれませんが、一歩踏み出して相談してみましょう。
人間関係が辛い
何かと小言をいう先輩や、先輩面をするのに何も協力してくれない先輩など、うまく噛み合わない人がいるかもしれません。
しかし辞めるだけが改善策ではありませんよね。
まずは何が相手にそうさせているのかを探してみましょう。相手へのアプローチの仕方を考えてみると何か変わってくるかもしれません。
どうしても駄目なら、嫌な人より仕事ができるようになってみましょう。噛み合わない人からの視線が、尊敬の眼差しに変わるかもしれませんよ。
他のアルバイト先を見つける
社会人であれば辞める前に次の転職先を見つけて、見通しを立ててから行動するのが一般的です。その時の感情に任せて無計画に辞めてしまうと、お店に迷惑がかかり、自分にも負担がかかってしまいます。
辞めざるを得ない状況であればまずは次のアルバイト先を見つけ、自分が辞めてもお店に負担のかからないよう、しっかりと受け継ぎをしましょう。
こんな理由はNG!転職する際に不利になる退職理由
辞めたい気持ちは山々だけど、本当に今辞めるべきなのでしょうか?辞める前にもう一度、改善策を考え直してみてはいかがでしょうか?
転職する際に自分の不利になり得る退職理由のエピソードと、ちょっとした解決へのヒントをご紹介します。
上司・同僚・後輩との人間関係がうまくいかないので辞めたい……。
「うまくいかないな」と感じているということは、あなた自身が周りの人と正面から向き合っている証拠です。しっかりと向き合っていなければ、ストレスを抱えることもありません。
まずは無意識のうちに頑張っていた自分を褒めてあげましょう。
仕事以外の時間で新しい一面に気づける!?
人間関係を円滑にするために、仕事以外の時間で食事に行くのはいかがでしょうか。
お互いプライベートの姿で付き合ってみると、「実はこういう人だった」という発見があり、マイナスな先入観が無くなるかもしれません。
接客業は人間関係が基本なので、真正面からこの悩みに向き合っていく勇気をもつことも大切です。
ストレスで体調を崩しがちだから続けられない……。
「体調管理も仕事のうち」といわれるように、自己管理能力も社会人として必要なスキルです。無理な仕事量から来るストレスであれば、状況を整理して現実的に終わらせられるかを確認。終わらなければ相談、整理して終わりそうならPDCAに照らし合わせて実践していきましょう。
また持病を持っている場合は医師の診断書を必ず提出し、指示に従いましょう。
人はストレスなどから仕事へ行きたくないなと強く願うと、「病は気から」というように「仕事に行きたくないな……」と、強く思うと本当に病気になってしまいます。
原因を突き止めよう
転職したとしても、ストレスを感じている原因を追究して解決しなれば、次の職場でも同じことを繰り返してしまうかもしれません。
会社を変えて現実の問題から目を背けるより、今の職場で対処法を考えて少しでも改善させた方が、確実に前へ進めますよね。
上司から細かく指摘を受けるのが嫌で、逆にやる気がなくなった……。
頑張っているのに横から細かく指摘を受け続けると、うんざりしますよね。しかし一度冷静になって考えてみてください。
なぜその上司があなたに細かく指導してくれるのでしょうか?
指導する側の立場だったら、「もっと頑張ってほしい」「できると信じている」と思っていれば、自分の知識をできる限り教えてあげたいですよね。相手に何も期待していなければ、教えてあげようという気持ちすら起きないはずです。
違う視点から見てみよう
ネガティブな印象を受けやすいですが、見方を変えてみると自分に対する愛情と期待がたくさん詰まった、温かいアドバイスだということに気づけますよね。
まとめ

サービス職である接客業は、人を相手に目には見えない「もてなす心」を提供する職業なので、接客に向き・不向きの問題や他の業種とは違った悩みがあるかもしれません。
- 接客業は自己啓発と連動している
- 悩んでいるのは向き合っている証拠
- 転職だけが答えではない
職場の気を許せる仲間に相談したり、先輩にアドバイスをもらったり、接客に関する本を読んでみたりと、解決につながる道はいくらでもあります。
接客業を通して自分自身を見つめ、そこから自分らしい接客を築きあげていきましょう。
こちらの記事では、飲食店に向いてないのかな……。と思った時の解決策を紹介しています。
ぜひご一読ください。