飲食店でお客様が嘔吐!正しい対応とノロウイルスの対策方法とは

腹痛でおなかをおさえる女性

飲食店の中でも酒類を提供する居酒屋では、とくに遭遇しやすいお客様の嘔吐。
嘔吐の中には、飲み過ぎや体調不良以外に、ノロウイルスといった感染性胃腸炎が原因のものが存在します。

今回は、嘔吐物の処理方法や注意点、ノロウイルスをお店から発生させないための対策など「お客様が吐いてしまった」時の正しい対処法を解説します。

吐瀉物の処理方法

バケツと手袋と除菌セット

吐瀉物(としゃぶつ)の基本的な掃除方法や除菌方法は、飲み過ぎで嘔吐した場合でもウイルス性の病気で嘔吐した場合でも変わりません。

「漂白剤で消毒しながら、汚染を広げない」とことが重要です。そのことを加味したうえで、処理の流れをチェックしましょう。

1.吐瀉物と同量の次亜塩素酸ナトリウム(漂白剤)をかける

ウイルスの広がりを抑えるために吐瀉物の上から次亜塩素酸ナトリウム(漂白剤)をかけます。
市販の漂白剤は5%程度のものが多いので、漂白剤を0.1%に薄めたものを使用。
水500mlに対して、キャップ2杯分の漂白剤が希釈の目安です。

漂白剤をかける時に、吐瀉物が周囲に飛び散らないように注意してください。

2.汚物を取り除く

キッチンペーパーなどで嘔吐物と漂白剤を取り除きます。
外側から内側に向かって取り除くようにすると、汚物やウイルスが床に広がることなく除去できます。

3.床をペーパータオルなどで覆い、その上から漂白剤をかける

汚物をだいたい取り除いた後は、汚物が飛散した部分の床にペーパータオルを敷き、漂白剤をかけてしばらく浸しましょう。
10分~15分程度放置することが望ましいといわれています。

4.さらに漂白剤でふく

漂白剤で浸したペーパータオルを取り除いたら、さらに漂白剤をかけて新しいペーパータオルで床を拭きます。
処理をした人の靴の裏についた吐瀉物も漂白剤で拭き取り、汚染を広げないようにしましょう。靴の裏に汚れが付着するのを防ぐために、シューズカバーを使用するのもいいですね。

5.水ふきをする

漂白剤で床を拭いた後は、水ふきも忘れずにおこなってください。
水ふきは吐瀉物を徹底的に取り除くだけでなく、漂白剤で床が痛むことを防ぎ、残った漂白剤で滑らないようにします。

6.ゴミはすべて袋にまとめて密封させて捨てる

処置が終わったら、掃除に使ったペーパータオルやマスク、エプロン、嘔吐物を入れた袋などをすべてひとつのゴミ袋にまとめましょう。
口を固く縛ったら、さらにもう1枚の袋に入れて口をしばることでウイルスの飛散を減らします。

マニュアルに沿った対応を

飲食店ではお客様が嘔吐してしまった時の対応が、マニュアルとして定められていることも多く、店によって対応や清掃方法の順番が異なる場合もあります。
勤めている店舗の責任者の指示やマニュアルにしたがって行動するようにしましょう。

処理する時の注意点

嘔吐物を処理する時に忘れてはいけない注意点を解説します。
どの注意点も汚染を広げないために重要なことなので、スムーズに汚物処理に取り掛かれるように、頭に入れておきましょう。

服装

嘔吐物を処理する際は、勤務中に使用しているエプロンやキッチンシューズ、厨房用の制服などは身につけず、使い捨て手袋や使い捨てのマスク、エプロンを使用するようにしましょう。

万が一、仕事着に嘔吐物が付着した場合、そこからウイルスが広がり二次感染のリスクを高めてしまうことも。
自分の働いている店舗に手袋やマスクが常備されているか、一度確認しておきましょう。

手洗い・うがいをしっかりする

吐瀉物を処理した後は、かならず手洗い・うがいを徹底的におこないましょう。
手に汚物が少しでも付着していると、ウイルス性の病気による嘔吐だった場合、感染を広げる恐れがあります。

自分自身が飛散したウイルスを吸いこんでしまっている可能性もあるので、うがいも念入りにおこなってください。うがい消毒液を使用するとより効果的です。

処理中・処理後の換気を徹底する

嘔吐物の処理には塩素系の漂白剤を使用します。漂白剤は密閉された室内で使用していると、発生した有害物質で体調が悪くなる危険性のある薬剤。

処理中は窓やドアを開ける、換気扇を回すなどの対策をして空気を入れ替えるようにしましょう。
処理後も換気を続けることで、塩素や嘔吐物の臭いを取り除けます。

処理する人以外はその場から離れる

嘔吐物の周辺に、掃除が終わるまで人が近づかないように徹底してください。
お客様や他の店員が安易に近づいてしまうと、嘔吐物を踏んで汚染を広げてしまったり、病気の感染を広げてしまったりします。

感染性胃腸炎(ノロウイルス)の恐れがある場合

感染源は?

ノロウイルスは、牡蠣食べた時に発症する食中毒の一種、というイメージが強いのではないでしょうか。
たしかにノロウイルス発症の多くは、牡蠣やハマグリなどの二枚貝からといわれています。

しかし貝類を食べていなくても、ノロウイルスに感染することも。
ノロウイルス感染者が、消毒・手洗いなどを怠ったまま飲食店で働くことで、食品が汚染されノロウイルスを拡散してしまいます。

たまにニュースなどで話題になる集団感染は、こういったケースで起こることも多いようです。

感染に気をつけて吐瀉物の処理をしよう

ノロウイスルを含んだ吐瀉物や排泄物を処理したスタッフが、手洗いを怠るなどしてウイルスを身体に付着させたままだと、感染につながることも。
吐瀉物を処理する際は、ウイルスに「感染しないこと」と「広げないこと」に注意して処理・消毒をおこないましょう。

お客様に病院にいって、検査を受けてもらう

嘔吐されたお客様が少しでもノロウイルスの可能性がある場合、病院に行って検査をおこない、診断をしてもらうようにしましょう。

もしノロウイルスに感染していたのなら、被害拡大を抑えるために徹底的な店舗の消毒が必要です。ノロウイルスの感染源が自店舗だった場合、早急に原因を突き止めなければ店に大きな損害を与えるでしょう。

原因をはっきりさせる

感染後の処置を迅速におこなうためにも、嘔吐の原因が「ノロウイルスなのか、違うのか」という確認は確実にしておきましょう。

ノロウイルス対策

飲食店でノロウイルスを発生させないために、従業員はこまめな手洗い・うがいを欠かさずにおこないましょう。
こまめにおこなうことで付着したウイルスがすぐに洗い流せるので、感染予防につながります。

食材の管理をしっかりと

ノロウイルスは厚生労働省によると、加熱処理を行うことでウイルスの活性化を失わせることができるといわれています。
このようにノロウイルスの集団感染を出さないために、85℃から90℃で90秒以上、食材にしっかりと火を通し、食材にウイルスが残らないように注意してください。
とくに牡蠣・貝類などの調理にはいつも以上に気を使って取りかかるようにしましょう。

感染力の強いノロウイルスは、すぐに菌が蔓延してしまいます。
もしノロウイルスや感染症がお店の食材や従業員からだと確認されると、店の印象が悪くなるだけではなく営業停止の重い処分が課せられます。

最悪の事態を防ぐためにも、従業員一人ひとりが自覚を持って予防に努めましょう。

参考厚生労働省 ノロウイルスに関するQ&A

まとめ:ノロウイルスはちゃんとした対応・対策が大切

手洗いをする手

飲食店で勤務している時に、嘔吐してしまったお客様がいた場合の正しい対策方法について説明しました。

  • 嘔吐物の処理には0.1%の次亜塩素酸ナトリウム(漂白剤)を使用する
  • 汚染やウイルスを広げないために、処理中は使い捨てエプロン・手袋・マスクなどを身につける
  • ノロウイルスの感染を広げないためには、日ごろの手洗い・うがい、調理場の消毒が重要

これらのポイントを押さえて業務をおこない、店で嘔吐が発生した場合でも手早く処理し、ノロウイルスなど感染性の病気を広げないように努めましょう。

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