チェーン店の飲食店に勤務していると「ヘルプで○○店にいけない?」と、頼まれることがあります。しかしヘルプの給料や交通費、その他のルールが分からないと気軽に引き受けられませんよね。
今回はヘルプという勤務形態について、気になるポイントを分かりやすく解説します。
目次
ヘルプとは?
飲食店でアルバイトをしていると、「来週火曜日に○○店にヘルプに行ってもらえない?」などと頼まれることがあります。
この「ヘルプ」というのは一体どのような仕事で、ヘルプ先ではどのくらいの給与がもらえるのでしょうか。まずはヘルプについての基礎知識を確認しましょう。
ヘルプって何?
ヘルプとは、働いているバイト先のチェーンや姉妹店、系列店などに臨時で働きに行くことを指します。ヘルプが発生するタイミングは、ヘルプ先の店舗で病気の人が出てシフトがどうしても回せないときや、イベントやフェアなどで人手が欲しいときがほとんどです。
ヘルプに行ったとしても、勤務契約先が変わるわけではなく、臨時的にお店の手伝いに行くという状況になります。
どんな人がヘルプに行くの
ヘルプは、ヘルプ先の店舗の人手が足りないときに発生するので、すぐに業務に取り掛かれる即戦力が求められます。バイトを始めたばかりで自店舗の仕事も上手にできない人がヘルプに来たとしても、ヘルプ先の店舗での仕事がスムーズにできず、頼まれた人も店側も困ってしまいますよね。
そのため、ヘルプを頼まれる人は、慣れていない店舗でも問題なく働ける業務実績を認められた人が選ばれます。ヘルプを頼まれるということは、自分の実力を認められているという意味にもなるので自分の仕事への取り組み方に自信を持ちましょう!
ヘルプの時給は?

ヘルプで別の店に働きに行く場合、お金はどのくらいもらえるのでしょうか?また、今勤務している店舗の時給と、ヘルプ先の時給が違う場合にはどちらの時給が適用されるのでしょうか。
ヘルプ先による!
基本的に、労働契約書に「他店の勤務内容によって時給が変わる」といった規定がない限り、現在勤めている勤務先の時給が適用されます。
ただし、これらは企業によって規則が異なり「実際に働く店舗の時給を適用する」とされている場合は、ヘルプ先の時給で給料が計算される場合もあります。時給が高い店舗にヘルプに行く場合はいいですが、時給が低い店舗にヘルプに行く場合は、どちらが適用されるのか、あらかじめ確認しておきましょう。
特別給与があるかも!
会社によっては、最初に契約した勤務地以外の店にヘルプに行ってもらう場合、特別手当の支給や割増賃金を支払うという規定を設けている場合もあります。時給以上にお金を稼げるチャンスにもなるので、無理のない範囲で積極的に引き受けるといいでしょう。
ココに注意しておこう!
信頼されているからこそ頼まれるヘルプですが、引き受けるにあたって注意しなければならない点もいくつかあります。ヘルプ先との関係が悪くならないように、注意点をあらかじめチェックしておきましょう。
ヘルプ先のルールに従おう!
チェーン店や系列店であっても、それぞれのお店には独立したルールや業務の進め方などが存在します。もし自分の店とは違うルールが適用されていても、その店のルールに従って働くことが大切です。
「自分の店ではこうだった」という考えをヘルプ先でも押し通してしまうと、相手の店との関係が悪くなりかねないので、ヘルプ先のルールを守って働くようにしましょう。
ヘルプは断ってもOK
ヘルプというのは、あくまで店側が店舗の人員を確保するために依頼するものです。店長に頼まれたからといって、必ずヘルプに行かなければいけないわけではありません。
とくに、勤務時間が長すぎる、学業に支障が出るなどの理由がある場合は「申し訳ないのですが○○な理由でヘルプにはいけません」と正直に断ってもOKです。
打診を受けて断る場合には、なるべく早めに伝えるようにしましょう。
交通費は出るかを確認しておこう!
ヘルプに行く場合、自宅からヘルプ先の店舗までの交通費が出るのかを事前に確認しておきましょう。ほとんどの会社ではしっかりと交通費を支給してくれるはずですが、それが実費で支払ってもらえるのか、次の給与と一緒に支払われるのかは各店舗の決まりによります。
請求方法や支給方法を確認してから、ヘルプに向かいましょう。
ヘルプもこなせる出来る接客スタッフを目指そう

飲食店でのアルバイトが長くなると、ヘルプを頼まれる機会も訪れます。
- ヘルプは別の店舗に臨時で手伝いに行くことを指す言葉
- ヘルプの時給の適用基準は会社によって異なる
- ヘルプを頼まれるのは、経験が長く仕事のレベルを認められている証拠
以上の3ポイントが今回の記事の重要なポイントです。ヘルプを頼まれたときは記事を参考に、働き方の仕組みや注意点をよく理解して、自分もお店も損をしないような選択をしましょう。