アルバイトで大失敗をしてしまった時「こんな失敗をするのって、自分だけなのかな…」とついつい考えてしまいがちですよね。
どんな人でも失敗を繰り返して、成長していきます。みんなの失敗談からその対応策を学び、大きくステップアップしていきましょう!
目次
アルバイトでの失敗談①
レジでのお会計時、お会計を打ち間違えてお釣りが違った!
レジ業務はお金に関わることなので、つい慌ててしまいがちですよね。間違えないように気をつけるのが大切ですが、もし渡し間違えてしまった時は、どのように対応するといいのでしょうか。
お会計直後に、お釣りの渡し間違いが発覚した場合
お釣りを渡し間違えたことに気づいたら、すぐにお客様に何が間違っているのかを簡潔に説明し、お詫びの気持ちを伝えて差額をお渡しします。
手元に電卓があればその場で計算し直し、正確な金額をお渡ししましょう。
お客様に安心していただくために電卓の画面をお客様にお見せして、ダブルチェックしながら計算していくといいですね。
お客様が帰られた後に、間違いに気づいた場合
お会計のレシートを再発行できるようであればリプリントして伝票と一緒に保管し、何を間違えたのかを簡潔にまとめてメモに残しましょう。
レジ点検の担当者がわかりやすいように「〇円足りません」「〇円多いです」と、わかりやすいようにしてあるといいですね。
その後のことを考えて
お客様が後日、間違いに気づいて来店されるかもしれません。
その時にお客様をお待たせすることなくお店側がスムーズに対応できるよう、しっかり他のスタッフにも伝えておきましょう。
何が起きて自分はどう対応したのかを、現場責任者報告することも忘れずに。
お金のトラブルを防ぐためにできること
対処法として普段から取り組めることは、
- レジ打ちをした後、お客様へ提示する前にもう一度自分で確認する
- お金をお渡しした際にお客様に確認してもらう
- お金の受け渡しの際は、しっかり数えて確認する
の3点。
お札は重なっている可能性があるので、念入りに確認しましょう。
お札を数えるのが苦手な人は、事前に練習しておくといいですね。「○○円のお返しです。ご確認ください」のひとことで、お客様もお釣りを確認してくださるはずです。
アルバイトでの失敗談②
お客様のご注文を取り間違えてしまった
この失敗はほとんどの人が体験することでしょう。お客様のご注文を聞き間違えたり、ご注文内容を間違えてキッチンに通してしまったりと、あらゆるケースが想定できます。
オーダーミスをしてしまった時は、どのように対応していけばよいのでしょうか。
お客様に商品が届く前に気付いた場合
気付いた時点で、直ちにキッチンに伝えオーダーストップしましょう。キッチンが商品を作り始める前であれば食材と時間のロスを防げるので、ご注文の品を1秒でも早くお客様の元へお届けできますよね。
もしお客様のご注文の品が思い出せない場合は、オーダーストップしてからお客様の元へ行き、再度オーダーを確認しましょう。
お客様に店側の手違いで料理のお届けが遅れてしまう旨を必ず説明し、お詫びの気持ちをお伝えします。
この時にどのくらいの時間で出来上がるか見通しがたっていれば、大体の時間をお伝えすることで、お客様により安心して頂けるでしょう。
お客様に商品が届いてから気付いた場合
料理をお客様の元へ届けた時に注文が間違っていたことがわかった場合は、まず謝罪の気持ちをお伝えします。
作りなおす間お待ちいただけるかをお客様に確認し、キッチンスタッフに先に作って欲しい旨を伝え、すぐにお届けしましょう。
サーブする時は再度謝罪の気持ちを伝えることと、お待ち頂いたことへの感謝の気持ちも忘れずに。
全スタッフに伝える
一方で間違ってお届けした料理をそのまま召し上がりいただけるようであれば、サーブした後に必ず現場責任者の店長か社員もしくは先輩アルバイトに状況を報告し、フロアースタッフにも共有しましょう。
その後のお客様の様子やお食事の進行状況などを、スタッフ間で徹底して情報交換するといいですね。
注文の取り間違いを防ぐために
注文を取り終えた後、必ず復唱して確認しましょう。
とくに「〇〇抜き」などの特別な条件がある場合は、聞き漏れ・聞き間違いのないように、お客様と目を合わせながら確認するといいですね。
もし店内のBGMや周囲の音などで声が聞き取りにくい場合は、メニューを指差しながら確認しましょう。
アルバイトでの失敗談③

メニューを出し間違えてしまった!
ランチとディナーでメニューが分かれているお店で、メニューが変わる時間帯に出し間違えたり、期間限定のメニューが終わった翌日にポップを取り外し忘れてオーダーを受けてしまったりと、意外と失敗談のひとつとして聞くことが多いメニューの出し間違え。
このような状況に遭遇した時、どのような対応をすればいいのでしょうか。
お客様にご理解頂き、正規のメニューから選んでもらえる場合
メニュー内容が違うことをお詫びし、ご理解頂いた上で正規のメニューをお渡ししましょう。
お客様がメニューを選んでいる時「〇〇がおすすめですよ」「○○は今の季節限定ですよ」とさりげなくサジェストできるといいですね。
お客様がどうしてもその商品を頼みたいといわれる場合
まずは現場責任者に経緯と状況を相談しましょう。キッチンのセッティングや食材の在庫状況を確認し、できるだけお客様のご要望の商品を出せるといいですね。
どうしても対応できない場合は再度お詫びの気持ちをお伝えし、メニューの中から似たような商品や一押しの商品をおすすめしましょう。
アルバイトでの失敗談④
店内でぶつかり、お客様の洋服にドリンクをかけてしまった!
周りを注意深く見渡しながら歩いていても、曲がり角で鉢合わせた時にぶつかった、急にお席を立たれたお客様とぶつかってしまった、などのエピソードはよく耳にしますよね。
お客様のお召し物を汚してしまった場合は、どのように対応するといいのでしょうか。
お客様に拭くものをお渡しする
何よりも先に謝罪の気持ちを伝え、お召し物を拭うタオルや紙ナプキンなどをお渡ししましょう。その後、お手洗いへご案内します。
この時に慌てて騒ぐと必要以上に他のお客様からの注目を浴びてしまい、余計お客様を不愉快な気持ちにさせてしまう可能性があるので、素早く冷静に行動しましょう。
店内の安全確保
ドリンクを床にこぼしてしまった場合、他のお客様が滑ってしまう二次災害を引き起こす可能性があります。直ちにスリップ注意を促すサインプレートを立てるか、モップやタオルで綺麗に拭きあげましょう。
グラスやお皿が割れた場合は直接手で触ると怪我をする可能性があるので、厚手のタオルや箒などで処理します。タオルを使った場合は破片が繊維に絡まっているので、使い回しはやめましょう。
協力してもらって対処しよう
自分一人で対応できない場合は、周りのスタッフに声を掛けてフォローしてもらいましょう。
座席が汚れていないかもチェックし、ドリンクが床いっぱいに広がって拭き上げるのに時間がかかりそうな場合は、他の座席に移動していただくなどの臨機応変な行動が取れるといいですね。
商品の作り直し
お客様がお手洗いから戻ってきた時に、お待たせすることなくドリンクをお渡しするためにも、直ちにドリンクを入れ直しましょう。
こぼれたドリンクがお客様のお食事にかかってしまった場合も、お料理の作り直しをキッチンに再オーダーしなければならないので、チェックを忘れずに。
現場責任者へ報告
店内で起きたトラブルは、すぐに経緯と自分が対応した内容を報告しましょう。場合によっては、責任者が対応した方がいい状況や、クリーニング代をお店が負担することがあります。
このような判断はアルバイトの立場ではできないので、責任者に判断を委ねましょう。
お客様が帰られるまでが「対応力」
一通りの対応が終わり、お客様がお席へ戻られた後は、スタッフみんなで協力して、しっかりとケアしていきましょう。お客様が帰られる際に、状況を見て再度謝罪に伺えると更にいいですね。
失敗を怖がらないで!
冒頭でも述べたように、
「失敗は成功のもと」。
失敗しても自分を責めたり、自分が劣っていると感じたり、萎縮したりする必要はありません。どんなに仕事ができる人でも、大なり小なり一度は失敗を経験しています。
失敗をしてしまった時に重要なのは、いかに素早く適切に対応できるか。失敗を恐れて何もせずに足踏みしているよりたくさん挑戦し、失敗から学んでいく方が飛躍的な成長を遂げられるでしょう。
まとめ

- 同じ失敗を繰り返さないようにしよう
- 失敗は成長のプロセス。大事なのは「失敗した後の対応力」
- 失敗は成功のもと。怖がる必要はない
アルバイトで大きな失敗をしてしまうと、次の出勤が嫌になったり辞めたいと思ってしまったりと、ネガティブになりやすいですよね。失敗を経験として受け止めて改善点を見つけ、今後の接客や調理に役立てていきましょう。