バイト中にモノを壊してしまった!弁償しなくてもいい理由を解説!

レジからお釣りを取り出す手

「レジで過不足金が出たら、自腹で払わなければならない」
そんな話をSNSやうわさ話などで耳にしたことはありませんか?実際に、アルバイトをしていて店に損害を与えてしまった場は、自分で弁償する義務があるのでしょうか。

今回は、バイト中に物を壊してしまった場合、弁償する義務の有無について詳しく解説します。

基本的に弁償する必要はない!

バイト中に備品を壊してしまった、レジの清算時にお金が合わないといった損害に対して、アルバイトは基本的に「損害を弁償する義務」はありません。なぜなら、これらのミスは業務上一定の確率で起こりうるものと判断され、アルバイトにすべての過失があるとはいえないからです。

アルバイトのミスはお店にも責任がある!

人的なミスによる店の損害は、すべてがバイトの責任ではありません。企業側は、アルバイトや働いている労働者がミスを犯さないようにマニュアルや研修を徹底したり、よりミスを少なくできる設備を導入したりといった対策を取り入れる責任が課せられています。

従業員のミスは、企業側がミスを防ぐ努力を怠っていたという見方もできるので、どちらかが100%悪い!と言い切れないのです。

給料の天引きは法律で禁止されている

また、損害分を賃金から天引きする行為は労働基準法によって禁じられています。
労働基準法では、原則的に給与は全額支払うものと定められているので、社会保険や年金といった特定の理由がない限り、給料を減額して支払うことは許されていません。

【引用】

~中略~

不良品1個につき100円というように予め使用者が賠償額を決めることは、違約金の定め、または、損害賠償の予定として禁止されています(労基法16)。また、天引きを実行することも、賃金の全額払いに違反し、認められません(労基法24①)。したがって、天引きは許されません。
なお、労働者が故意又は過失によって不良品を出した場合であって、不良品を出したことと会社が損害を被ったこととの間に相当の因果関係が認められるときには、実損害額の全部又は一部について労働者に賠償責任が生じることがありますが、この場合であっても、賃金からの天引きが許されるものではありません。

参考:厚生労働省|労働条件に関する総合サイト「確かめよう労働条件」
https://www.check-roudou.mhlw.go.jp/index.html

弁償を強いられる例

トマトを切る
故意による器物や商品の破損・損害ではない場合、アルバイトに弁償の義務はありません。しかし店の責任者によっては、まるで「弁償することが当たり前」といったように、弁償を強いられるケースも存在します。

実際に「弁償して」と言われたとき、それが正当なものなのか判断できるように、よくある弁償を強いられる例をご紹介しましょう。

レジでミスをしてしまった

店側からミスの弁償を求められる例でもっとも多いのは、レジ金が不足したときの補てんです。飲食店では、決まった時間に売り上げた金額が、レジ内に正しく保管されているかを確認します。そのとき、おつりを渡し間違ったり受け取る金額が少なかったりして、レジ金が不足していたときに、その不足分を出勤しているアルバイトや社員の財布から補てんしておくよう指示される場合があります。

しかし、アルバイトにはレジ金の不足分を補てんする義務はありません。

お皿を割ってしまった

業務中に起こりやすいミスの一つが、洗い物や料理を運ぶときにお皿を割ってしまうこと。悪質な責任者の場合、1枚につき罰金いくらなどと設定し、給与や個人のお財布から弁償金を徴収しようとします。

しかし、この程度のミスでは弁償の義務が発生することはありません。もちろん、先述した通り給与からの天引きも労働基準法違反となります。
 

廃棄品の購入を求められた

飲食店では、一定時間経った食材や料理は賞味期限切れとして廃棄されます。飲食店の中には、これらの廃棄品を「売りきれなかったペナルティ」として購入させることも。しかし「この時間にこれだけ売りきる」というノルマを課している時点で、労働基準法に違反しています。

さらに、賞味期限切れの食材をアルバイトに与えることは、食中毒や衛生管理意識の低下にもつながるため、こういった弁償を強要する飲食店自体に大きな問題があるといえるでしょう。

こんな場合は注意しておこう!

ほとんど起こることはありませんが、状況によっては店側が労働者に損害賠償請求できるケースがあります。万が一請求を受けたときに冷静に対応できるよう、「請求されるかもしれないケース」を把握しておきましょう。

わざと壊した場合

店内の備品や料理、内装などをわざと壊した場合、または従業員の過失が認められた場合には、弁償の義務が生じる可能性があります。通常働いている状況では絶対に壊さないようなものや、壊れそうな状況に陥ってしまった場合には「わざと壊したのでは?」と疑われ、労働者の過失として一部もしくは全額請求もあり得ます。

仕事中にふざけたり、乱暴に物を扱ったりする行為は避け、備品や内装を壊してしまった場合には故意ではないと説明できるようにしておきましょう。

契約書に記載されている場合

労働基準法には、あらかじめ損害賠償額を記載することは禁じるとありますが、雇用契約書に「壊した物品の実費を弁償すること」などと記載させることは禁じていません。そのため、アルバイトを始めるときに交わした契約書に損害賠償責任の項目があった場合は、状況によって損害分のお金を弁償しなければならないこともあります。

弁償するケース・しないケースをよく覚えておこう

電球に光を灯す
今回は、バイト中にバイト先の物を壊してしまうなど、会社に損害を与えてしまった場合の対応について解説しました。

  • わざと壊したのではない場合、アルバイトに損害賠償責任はない
  • 雇用契約書に損害賠償について記載があった場合は、弁償しなければならないケースもある
  • 不当な弁償の強要は労働基準法違反になるので、信頼できる大人や上層部に相談しよう

せっかく一生懸命働いても、会社に不当な弁償を求められて給料が減ってしまうようなことは、あってはなりません。

原則として、アルバイトが日常で起こりうるミスに対する弁償をおこなう必要はないことをよく覚えておき、万が一弁償を強要されそうになったら冷静に話し合えるようにしておきましょう。

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